2022年5月に公開された『流浪の月』の原作者、
凪良ゆうさんの最新長編小説『汝、星のごとく』を読んでみました!!
このページでは、『汝、星のごとく』のあらすじ、感想、どういった方に読んでもらいたかの3つの視点から、作品を紹介します!
!Attention!
ネタバレを含みますので、苦手な方はサイトを閉じていただけると幸いです!
『汝、星のごとく』あらすじ

瀬戸内海に面した島を舞台に、ヒロインの暁海(あきみ)と、自由奔放な恋愛をしている母親に連れ回されている息子の櫂(かい)。それぞれの視点から物語が紡がれます。
二人は、お互い”母親”という存在に振り回されて生きていました。
そんな二人は、必然的に出会い、お付き合いを始めます。
しかし、月日が経つにつれて、お互いの気持ちがすれ違っていきます。
そんな二人が何を考え行動していくのか、見守っていただけたらと思います。
『汝、星のごとく』感想(ネタバレ注意)
暁海と櫂の出会いから、別れまでを描いた作品なのですが、
お互い好き同士なのに離れ離れになってしまうシーンがあります。
そこが読んでいて苦しかったです…!!「お互い素直になって!!」という感じになりました。笑
暁海と櫂、二人共”母親”の呪縛によって苦しめられていたのですが、これはどの家族でもありえる話ではないかと思います。
例えば、親の介護であったり、親からの「結婚の催促」であったり…。
そういうものに、主人公二人は苦しめられるのですが、周りの人からの支えや助言によって彼女たちは、救われていきます。
この本を読めば、「自分の人生を自分で生きる勇気」がもらえられるのではないかと思いました。
『汝、星のごとく』を読んでみてほしい人(ネタバレ注意)
ここでは、管理人が実際『汝、星のごとく』を読んでみて、「こういう人に刺さるのではないか」と考えた方を紹介していきます。
・子離れできていない親を持つ方。
・自立した人間になりたいけど、なれてないなと感じる方。
・好きな人の前で素直になれない方。
・子離れできていない親を持つ方
→これは、櫂の母親がまさに子離れできていない人でした。
加えて、暁海の母親も子離れできていない人でした。
結果的には二人共子離れができていったので、「どう親に子離れしてもらえるよう行動していくか」参考になるのではないかと思いました。
・自立した人間になりたいけど、なれてないなと感じる方。
→暁海は、金銭面で苦労することが多く、それから脱却するために「自立したい」という気持ちはありましたが、なかなか行動に移せていませんでした。
しかし、ある人物によって、彼女は精神的にも、経済的にも自立できるようになっていきます。
本書は、「自立するための」考え方の参考になるのではないかと思います!
・好きな人の前で素直になれない方。
→暁海と櫂は、遠距離恋愛を始めて少しずつ心のすれ違いが起こり、破局してしまいます。
ただ、破局後もお互いのことを気にしていました。
読者目線からすると、歯がゆいですよね!!
お互いに大切だと思うなら、ちゃんとコミュニケーションを取っていけば、丸く収まっていたのではないかと思いました…。
素直になるのって難しいかもしれませんが、この本を読んで「思ったこと(前向きな感情)はちゃんと伝えるようになろう」と思いました!
まとめ
まとめです!
・あらすじ
瀬戸内海に面した島を舞台に、ヒロインの暁海(あきみ)と、自由奔放な恋愛をしている母親に連れ回されている息子の櫂(かい)。それぞれの視点から物語が紡がれます。
・感想
この本を読めば、「自分の人生を自分で生きる勇気」がもらえられるのでは?
・こんな人におすすめ!
・子離れできていない親を持つ方。
・自立した人間になりたいけど、なれてないなと感じる方。
・好きな人の前で素直になれない方。
以上、ここまで読んでいただきありがとうございました!
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